EdgeRouterからUniFi Cloud Gatewayへ移行したら、インフラエンジニアの仕事そのものが変わってしまった

投稿者: | 10月 17, 2026
5,6年使っていたEdgeRouter 4とEdgeRouter 6をついにリプレイスをすることにした。結構作り込んでしまったのと、問題なく動いていたのでそのまま使っていたが、EdgeRouter自体が1GbEしか使えないので、どうにかしたかった。仮想環境の仕事をしていたときは特に問題なかったが、AIモデルを移したりするの時間がかかりどうにかしなきゃと思っていた。
設定ファイルをそのまま持っていくとなるとVyOSで、MiniPCを買って作ろうかと持ったがデメリットとして
  • Mini PCにOSをいれてセットアップ
    • EdgeRouterのファームウェアベースのVyattaと比べると何かあった時の再セットアップがかなり面倒
  • 昨今のパーツの高騰、不足
    • それなりのスペックで用意すると高くつく
これはパス。
ということで、UniFi Cloud Gatewayを導入することに。
 
メリットとしては
  • 2.5Gx3 10Gx1 SFP+x2なので、2.5Gや10Gのポートが多い。
  • 機能がEdgeRouterより豊富で、EdgeRouterでカスタムでいれていたモジュールが一切不要。
    • Lets EncryptやNDPPD、mdndのサブネット超えなど
  • IDS/IPSがついた。
ホームラボは、IDS/IPSなんて仕事にしていなければまず入れないだろうが、インターネットに露出しているエンドポイントがある、脆弱性のインパクトが大きいハイパーバイザーを使っている、彼の国の製造の製品をいれている場合は、絶対いれたほうがいいと思う。
入れてみると、変な通信が発見されたり、侵入されていないが攻撃を受けているということが如実にわかる。
 
しかし、デメリットがある。
  • SFP+ RJ45は鬼のように発熱する
  • NTPサーバなど一部の機能がない。
  • Vyattaベースではなく、コマンドラインで構築できない。
  • よって、移行は手作業になるため、移行に膨大な時間がかかる。
 
デメリットの解決方法
  • SFP+ RJ45は鬼のように発熱する
SFP+を光ケーブルにした。これで発熱がだいぶ少なくなる。さらに光ケーブルは、今となってはLANケーブルなみの値段。使わない理由がない。
 
  • NTPサーバなど一部の機能がない。
これは、どこかに立てれるが、外部を指定すればいいのだが、ちょうど手元にEdgeRouter Xが転がっていたので、EdgeRouter-xをSwitch設定にしてそこで立てた。
 
  • Vyattaベースではないためコマンドラインで構築できない。
  • よって、移行は手作業になるため、移行に膨大な時間がかかる。
もうこれはスクラッチで移行かぁと思っていたら、ChatGPT Workが4時間くらいで移行してくれた。多分、自分でやったら時間もかかりミスも多かっただろう。
ただ、設定をいわば他人にやってもらうので、製品の理解は後追いになる。何もないところから理解していくより、知っている自分の環境に当てはめられているので理解はしやすいが。
 
 
物理結線
ちなみに、VLANは、IPv4だけではなく、IPv6もVLAN毎にサブネット分割している。
インターネットは回線は増速しないが、前の環境だと、フロア内の通信は高速だったが、フロアを跨ぐと1Gになってしまっていたが、今回、1Fと2Fが10Gで通信できるようになり、ボトルネックがかなり解消した。
さらに、10年以上メインのスイッチだったNetgearのGSスイッチがなくなった。1GbEのスイッチは、EdgeRouterをSwitchにして使っているところだけ。捨てるのがもったいないのとステータスが取れるという理由で残った。
 
 
今回、コマンドラインでできないので、AIにやってもらったという行為が実は革新的で、自動化するためにコマンドラインが揃っている必要があるわけではないということだった。
実は、IDS/IPSのグラフやSNMPが使えないスイッチ(SKS3200-8E1X)もWebUIのPort Statusからデータを取り、Grafanaに記録するというのも、ChatGPTに作ってもらった。
IDS/FWのグラフ
 
SKS3200-8E1Xのグラフ
定期的に管理コンソールにログインをして、Port Statusを採取している。
 
ここで本当に言いたいのが
 
AIの時代「サポートされているんですか?どこに書いてあったんですか?サポーティブですか?」勢が完全に行き場を失う。
今回の一連の操作は、「サポートされていない、どこにも書いていない、サポートされているわけがない」でも、移行も短くなった、本来はダメで諦めていたことが実現できた。
「サポートされているんですか?どこに書いてあったんですか?サポーティブですか?」思考をがある限り、AIを使っていたとしても所詮、「サポートされていない、どこにも書いていない、サポートされているわけがない」の世界から離脱できない。
では、AIのやること全てを真に受けていいのか?
もちろん、真に受けてはいけない。
ただ、「サポートされているんですか?どこに書いてあったんですか?サポーティブですか?」で思考が止まっている人が次に頼るのが世間、つまりポピュリズムである。
頼る先は、自分の好み、置かれている環境なので、自分の意見を曲げる(学ぶ)必要のない意見に頼ってしまう。つまり、AIは仕事で使うなという方向に走る。それには前提条件があり、ケースバイケースなんだが。「サポートされているんですか?どこに書いてあったんですか?サポーティブですか?」勢は、推論する、考えるというのを完全に放棄していて、、学ぶ必要がさらさらなく、今の自分の意見が正しいのだと誤解をしてしまう。
 
ここまでくると、本当に、「サポートされているんですか?どこに書いてあったんですか?サポーティブですか?」という考え方が危ないというか映画「インセプション」に出てきたLimboに陥って2度と出れない状態になる。当人はそもそもそのLimboにいることすら理解していないだろうが。
 
「サポートされているんですか?どこに書いてあったんですか?サポーティブですか?」勢以外に、自分も変化が起きた。「こうするとできる」というブログスタイルも終焉してしまった。理由は、AIを使えば、調査から実装を勝手にやってくれる。例えば、UCGは、特にGrafana連携できるとかは一切明記されていない。しかし、AIは、UCGからデータを取り出し、PrometheusやLokiにデータを格納し、Grafanaにダッシュボードを作ってくれる。さらに出来栄えに注文をつければ、修正したり、あるいは値に対して質問をすれば詳細に調査をしてくれる。もはや設計担当や運用の実オペレーションまでやってくれる優秀なメンバーと化す。反面、どこで動作しているかは知っているが、自分は具体的なコードは知らない。なので、ブログにもう詳細なコードや設定を書くことが難しくなってきた。ブログに書けるのは、設計思想、デザインとその結果くらいである。
 

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