ChatGPT Workが面白い。
MacでChatGPTを使っているのだが、ChatGPTがいい意味で自分のMacをこっそりハイジャックしてくれて、サイトまで作ってくれる。自分のMacから各サーバーへのSSH接続はすべて鍵認証にしている。ブラウザもある程度のサービスにはログイン済み。さらに、インフラ側のUbuntu、Incus、Dockerなどにもコマンドラインからアクセスできる。
こんな環境でChatGPT Workを使うと、なかなかすごい。
サイトを作って、そのまま展開してくれる。独立したダッシュボードを作ってくれたり、挙げ句の果てにはGrafanaにダッシュボードまで作ってくれたりする。
エアコンの動きと、気圧の変化がよくわかる。台風がくるとポコんと気圧が下がる。以下は台風が離れているのか、気圧が上がりかけているところか。

至れり尽くせりである。こりゃ便利。トークンはなくなるが。
個人的には、ある程度「生贄」になってもらうMac、あるいはLinux Desktopを1台用意して、そこにChatGPTを入れて使うのが面白いと思う。
そして、いきなりWorkに丸投げするのではなく、まず普通のChatGPTのChatで、ある程度「開発会議」をしておくことをお勧めする。
「何を作るのか」
「どういう構成にするのか」
「これは必要か」
「これはいらない」
「Dockerにする?」
「データはどこに置く?」
などと会話して、大方の土台を作ってしまう。
仕様が固まったところで、
「ChatGPT Workに引き継いで」
と伝える。
すると、そこからWorkがファイルを作ったり、既存環境を調査したり、必要な環境を構築したりしてくれる。もちろん、何でも勝手にやるわけではない。外部へのアクセスなど、こちらから許可が必要になる操作もある。ログインが必要なサイトについても、ChatGPTにIDやパスワードを渡すのではなく、ブラウザ画面を開いてもらい、そこで自分自身がログインする、といった使い方ができる。
これを知ってしまうと、サービス、サイト、APIなんかを次々と建てられてしまう。
さらに、何かの技術検証を任せて、その結果をレポートにまとめてもらう、なんてことまでできる。
なんというか、一つ賢くなったというか。逆に、自分が一つバカになったというか。
便利である。
閑話休題
以下は、台風25号が来る前に作ったネタなので、公開するかどうか少し悩んだのですが……。
まず、今回の台風により被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
記事の内容自体は台風とはまったく関係ありませんので、当初の内容のまま公開することにしました。
以前の仕事ではExchangeなどを扱っていたので、「なんちゃって個人情報」というサイトを愛用していた。
このサイト、私は2000年頃から使っている。Exchangeの検証環境などで、大量のテストユーザーを作りたいときに便利だった。
氏名、住所、電話番号など、それっぽい架空の個人情報を大量に生成できる。
ただ、さすがに時代が変わった。
そこで、
「これ、今風に作り直したら面白いんじゃない?」
という話をChatGPTとしていた。
名前も今風にする。
携帯電話も今風にする。
そして、マイナンバー風のテスト情報や、テスト用クレジットカード情報なども追加する。
ChatGPTとあれこれ「開発会議」をしたあと、Workに引き継いだ。
できた。
みつきま臼の個人情報
https://dummy.masezou.com
タイトルは、
「みつきま臼の個人情報」
である。

ChatGPTが作ったキャッチフレーズがこちら。(自分は一切指示していない。)
架空の誰かに、ちゃんと個性を。
その人、
実在しません。
名前も、仕事も、スマホも。
テストに使える「誰か」を、ひと臼ずつ。
そして、
池の水、どうする?
今日は、池による。
ボタンは「ひと臼、生成する」と
……何を言っているのだ。
このサイトの最大の個人情報は、ダミーユーザの「池の水」だったりする。
個人情報を生成する(ひと臼、生成する)と「池の水」についての情報も生成される。
例えば、
全部抜く
半分くらい抜く
抜かない
むしろ足す
池による
全部飲む
などである。
何の役に立つのかは知らない。
特に、
池の水:全部飲む
という人物が生成されると、住所や職業やスマートフォンがどうでもよくなってくる。
今はインフラの仕事をしていないので、あくまでもネタサイトなのだが、テスト用の架空個人情報がご入用な方はぜひ。
それにしてもシュールなサイトである。
しかも、こんなものが飯を食っている間にできてしまった。
実は、これを作った本当の背景がもう一つある。
今週に入ってから、個人情報流出のニュースがものすごく多い。
それを見ていて思った。
自分には漏らす個人情報がない。
だったら、
漏らす個人情報を作ればいいじゃないか。
……という、よく分からない結論に至った。
もちろん、このサイトで作るのは架空のテストデータである。でも、これを大量に入れたデコイのデータベースを作ったらどうなるのだろう。
誰かが侵入する。
「個人情報だ!」
と思って持っていく。
それがどこかで流通する。そして、いつの間にか、
「日本人最新個人情報 50,000件」
みたいな顔をして取引されている。
買ってみたら、
氏名:○○ ○○
住所:東京都……
スマートフォン:iPhone……
池の水:全部飲む
とか書いてある。
取引された個人情報が「池の水」だった。
笑えるよなぁ。
……ということで、次は「わざと漏れるデータベース」を作りたくなってきた。
漏れたらDiscordに、
「漏れましたー!」
と通知が来るようにする。
何を作っているんだ、私は。