手元にRaspberry Piがたくさんある。特にハイレゾ音源からデジタル信号をとりだすためにRaspberry Pi 2が3台もあった。ラズパイといえば、ラズパイオーディオで、DACでもいいが、シールドもされていない環境でアナログ信号を通してもほんとロクなことが起きない。大学時代、研究室の測定機材を自作していたのだが、基盤上で空中配線をすると、研究室の隣を走っていた国道20号のトラック無線のノイズをアンテナ状態で影響をし、データが取れない、取れない。そんなことから、ラズパイでアナログ信号を扱うなんて絶対おかしい。ラズパイオーディオで高音質なんてありえない。というわけでDDC(単にデジタル信号だけ取り出すもの)でデジタル信号を取り出し、外付けのDACに繋げている。
といいつつ、昭和のアナログアンプには、DACが付いている(DATのせい)ものがあったがそれはそれで使ってみたいような気がするが。
使っているDDCデバイスは複数あるが、例えば以下。
https://www.hifiberry.com/shop/boards/digi2pro/
他にも色々持っているデバイスは、DACではなく、よってDDCオンリー。ちなみに、この手のデバイス入手する場合は、現地オンライン通販をお勧めする。また、後で入手しようとすると高額になるかもしれないので注意。(秋葉原で売っている店もあったが、取り扱いがなくなってしまった様子。)
さらに自分の持っているデバイスをいくつか調べてみたら、買った価格+送料より高い値段でメルカリで売られていたりする。まだ、在庫を探せばすごく安い値段で出ていることもあるのだが(2025/1現在)
閑話休題
手元のRaspberry Pi 2に最新のRaspberry Pi OS (armhf)を入れてみた。
/boot/config.txtは、もう使われておらず、/boot/firmware/config.txtを書き換える必要があることにこい1時間悩んだ。
入れた結果は以下
モデルは、Raspberry Pi 2 Model B Rev 1.1なので、armv7l (armhl)。 バイナリは、32bit ELF形式
ちなみに、Raspberry Pi Zeroは、armv6l で同じバイナリ形式だった。
何の違いがあるんだろうか?
さて、残りの2台も調べてみたら、Raspberry Pi 2 Model B Rev 1.2だった。しかし、実は、ARM64で動くらしい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Raspberry_Pi
つまり、頭(CPU)は、Raspberry Pi 3で、体が無線LANの有無、100Mb Etherは直接続あるいはUSB接続というのが、Raspberry PI 2 Rev 1.2というやつらしい。
Raspberry Pi 2に最新のRaspberry Pi OS (ARM64)を入れてみた。
入れた結果はこちら。
aarch64 (ARM64)、バイナリは64bit ELF形式で動作した。つまり、Raspberry Pi 2 Model B Rev 1.2は、頭(CPU)は、Raspberry Pi 3で、体がRaspberry Pi 2(100Mb Etherで無線無し。)といえる。
今、急速にARM64がサポートされているので、ARM64への移行はアリだと思う。
ちなみに、Roon BridgeもARM64に対応している。
https://help.roonlabs.com/portal/en/kb/articles/linux-install#Downloads
さらに HifiBerry OSもAlpha版だが、ARM64に対応している。無線LANは動かないと書いてあったが、最新版ではあっけなく動いてしまった。
これに関しては、別エントリで。
これで着々とARM化が進んでいく。仕事の都合でx86-64の機材も大量にあるのだが、場所と電気は食うし、今や、ARM64のバイナリも普通にどこでもコンパイルできるし、AWSだとARMは激安。ARMでいいやと。(使う必要が実は完全に無くなったし。)
vSphereは?ARM ESXのvSphere8最新がリリースされている。Apple SiliconのVMware Fusionとも互換がある。いずれにせよ、全然困らなくなってきた。