Roon ROCKを使ってみた

投稿者: | 1月 14, 2024

音楽を聴くのは基本はRoonでということにしている。しかし、近頃Spotifyの方が出番が多い。もはやハイレゾじゃなくてもいいような気がしないでもない。もっとも、ハイレゾとかDACとかお金かけている人がいるが、持論として

  • 好きな音源か?
  • 音源(録音、マスタリング)がそれなりなのか?
  • 音を直接出す、アコースティック部分、つまり、スピーカーやイヤホン、ヘッドホンがしっかりしているか?

の2つが重要だと思う。

音質のためだけに、聴きたくない音楽を聴くわけはないのは当たり前だが、録音、マスタリングで音質がガラリと変わるので、少し注意をはらってもいいかもしれない。特にリマスター版は、YMOのアルバムみたいに良い方に化けることもあれば、悪い方に化けることもある。

音質に一番大きく影響するのは、電気信号をアコースティックな音に変換する、スピーカー、イヤホン、ヘッドホンが一番重要かと思う。次に電源、アンプ、ケーブルくらいか。

DACもデジタルからアナログに変換するので、少し影響はしそう。とわいえ、ラズパイオーディオみたいのもので、音質をこだわることはできない。アナログとデジタルが同じ基盤、電源なので。アンプに関しては、今でいるアンプのほとんどがD級(これも取ってつけた名前で、アナログ増幅のA級、AB級ではなく、デジタル増幅のDである。)で、デジタルのデータ量で音量を変えている。つまり、ハイレゾで聴くなら、ボリューム最大にしておかないと、劣化しちゃうのではと思う。

しかし、なぜRoonからSpotifyになってしまったのか??? RoonをQNAPのNASに入れているのだが、NASのCPUがCeleronで全HDD構成なので、遅くてたまらないから。データベースのサイズが120GBくらいあるので、とにかくロードが遅い。SSDにしてみたがあまり体感は変わらず。。。そもそも、QNAPやSynologyの個人向けのNASの高級機は、Intelアーキテクチャーは、Roonを動かすことができるが、非力。RoonですらIntel Coreじゃないとだめっていっているので、太刀打ちできない。

ならば、Roonの頭だけちゃんとした別マシンにしたらどうなるかを調べてみた。

 

閑話休題

 

NUCにRoon ROCKを入れてみる。Roon ROCKとは、Roonを動かすための軽量LInuxOSである。多分NUCでしか動かない。第5世代から第12世代までサポートしている。

https://help.roonlabs.com/portal/en/kb/articles/roon-optimized-core-kit#How_do_I_get_the_ROCK_Installer

といいつつ、NUCと同じデバイス構成(Intel NIC)なら実は動くのでは無いかと思う。動かなくても最悪、Linuxを入れて、別途Roonを入れれば同じ。Roon Rockは簡単に使えるTurn KeyのLinuxイメージなので。

インストール方法は、Secure Bootを無効にして、USB起動でインストーラーを立ち上げる。詳しくはヘルプをみてほしい。

起動すると、単純なインストールウィザードだけで起動できる。

 

新規インストールかリカバリか

インストールするディスクを選ぶ。もちろんNVME

インストールの確認

インストールは結構速く終わる。NVMEで1分もかからなかったような。USBメモリを抜いて再起動

手ブレが激しいが、起動すると、接続先のURLが表示される。

 

ブラウザでアクセスするとこんな感じになる。

 

Missing Codecは、ffmpegを\Roon Rock\Data\Codecsにコピーをする。

ffmpegは、ここからダウンロード。(この作業はNAS版のRoonでも必要)これをしないと、AACとかが再生できない。

https://johnvansickle.com/ffmpeg/builds/ffmpeg-git-amd64-static.tar.xz

また、Roon Rockの共有にアクセスができない場合、SMBのバージョンを確認してみることをお勧めする。Roon Rockは、SMB1.0しか受け付けないらしい。

 

さて、あとは、ディスクをフォーマットして、利用することになるのだが。。。自分は、NASにあるデータを利用したい。しかし、Roon RockのUIには、NASを設定する場所がない!!!

実は、設定する場所は、Roon RockのUIではなく、Roonを手元で立ち上げてRoon Rockに接続、その後、NASを登録する。ちなみに、新しいRoonに接続すると、前のRoon Server(例えば、NASにインストールされたRoon)は、unauthorizeされる。

これで動いた。

パフォーマンスは、NASで動かしているのと全然違う。ブラウズスピードが向上した。RoonでNASに入ったデータを再生させたい場合は、QNAPやSynologyで動かせたとしても外付けのハードウェアを使って動かした方がいい。また、この環境だと、RoonがサポートしていないNASでも当たり前だが動かすことができる。

 

ちなみにその後

自分のデータ量はこれくらいあるのだが。。。手持ちのCDのリッピングとツタヤへ通学した結果。

NUC7i5BNHとNUC11PAHi7でRoon Rockを試してみたが、Intel Celeron J3455のNASより全然反応がいい。NUC7i5BNHだとアルバムの一覧の表示に少し時間がかかり、たまにもっさりするが、NUC11PAHi7だと快適。Roon Rockのページにも12000アルバム以上は、NUC11の第7世代を使えと買いてある、さらにRoon ARCもちゃんと使えるようになった。日本語関連をオンにしなければ。

いずれにせよ、実データのI/Oではなく、データベースの処理がものをいうことに。なんで、早くRoon Rockにしなかったんだろうか。

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