以前からできるできると言われていたのだが、できた試しがない。今回は真剣に試してみた。調べてみるとできない理由もわかってきた。理由は、「ちょくちょくパスが変わる」かららしい。
テストした環境を詳細に書いておく。多分だが、ESX / OS / VMware Toolsのバージョンのどれかが変わると変わるらしい。
- vSphere 7.0U3 (多分6.0以降で動くと思われる。)
- Windows Server 2019 + VMware Tools 12.0.0 build 19345655
- Ubuntu linux 20.04.4 + open-vm-tools 2:11.3.0-2ubuntu0~ubuntu20.04.2 amd64
VMware Toolsの静止点を設定する方法
- Windows
%WINDIR%に以下を作成
pre-freeze-script.bat
post-thaw-script.bat
freeze-thawは2つのファイルで個別に制御される。
初期ディレクトリは %WINDIR%\system32
動作ユーザは Systemアカウント(作成されるファイルはadministrator)
- Linux
/etc/vmware-tools/backupScripts.dに以下を作成
10-linux.sh
freeze-thawは引数で制御される。付与される引数は、freeze | freezeFail | thaw となる。実行権限を付与しておくこと。
初期ディレクトリは /
動作ユーザは root
注意点
- スクリプトの改行コードや実行権限は必ず設定しておく
- 終了コードにも気を遣うこと。(スクリプトの正常終了の終了コードは0)
- スクリプトのタイムアウト値は、明確なものは書かれていないがあまり長くかかるものはおすすめしない。5-6分程度で処理が終わるようにしたほうがいいかも。
どうにか動いた。それにしても古い情報が結構散乱してますなぁ。