短期の仕事と長期の仕事 Part2

投稿者: | 1月 22, 2020

ITネタが少なくなってしまい大変申し訳ないのだが、全てEvernoteに未発表物を書き貯めており、リリースに関してこちらの事情がある。事情を開示してもいいのだが、あまり面白くないのでしばしご辛抱ください。
直接、会う人間には、結構いろいろ話をしていてネタは沢山尽きることはなく開示しているので満足しているという感じもする。

短期の仕事と長期の仕事の例でもう一つ上げるのであれば、マニアやお宅と仕事する人の違いかもしれない。
例えば、家に籠ってずっとパソコンをいじっていたら確かに、何も生まないし、お金にもならない。この期間がたとえ長くてもだ。
しかし、同じように家に籠っていてパソコンをいじっている、ただし、その内容がビジネス戦略を考えるための調査だったり、ブログ記事をマーケやセールスに繋げる、あるいは記事自体を収入にするのであれば、これは立派な仕事だ。これをオタクやマニアと考える人は多分(と祈りたい)いないだろう。

また、もう少し輪を広げると、
夜中に起きている人のうち仕事をしている人を考えてみよう。
残業したがとても終わらず、会社に残る。シフト勤務で夜中に仕事をしている。一見凄い仕事をしていると思われるがそれは、任務であり、どちらかというと自発的な創造とはちょっと違う。明らかにその時間対価がFIXしているし、やる方もそれを期待している。

夜中に起きている人のうち仕事をしている人を考えてみよう。
残業をしたがとても終わらず、会社に残る。ただし、別に今やる仕事でもないし、今終わらしてもすぐにどうなることはないが、今考えておきたいからやっている。
こちらは、逆に趣味で仕事をしているように見える。多分趣味だ。ただし、その人の頭の中には、作業はなく、仕事というか大きなスケジュールをもった戦略が見えるような気がする。

上記2つを比較すると、短期的な残業と長期的な残業、あるいは、強制か意思かの違いがありそうだ。

どちらがいいかは読者にお任せだが、もう一つ加えると、短期の仕事と長期の仕事の違いは、評価もすぐくるか、なかなかこないかの違いがある。
短期の仕事は、すぐに評価がもらえる。まるでお駄賃のように。長期の仕事は、なかなか結果がすぐに見えないので、すぐに評価は来ない。評価するほうもすぐに結果はでないことを理解している。しかし、一旦結果が見えてくると莫大な評価となって返ってくる。
つまり、すぐ手に入るあめ玉を望むか、なかなか手に入らないプラモデルをもらうかどうかに似ていると思う。

逆の管理者の立場でも同じで、仕事の結果をすぐ欲しい場合は、あまり難しいことを頼めない。すぐに手に入る結果が欲しい。逆に、仕事の大きな結果が欲しい場合は、難しいことを頼んで大きな結果を期待する。
これもすぐ手に入るあめ玉を望むか、なかなか手に入らないプラモデルをもらうかどうかである。
厄介なのは、すぐにプラモデルを欲しいという場合、現実無理を承知でやっていれば、面白いかもしれないが、往々にして、それは、能力が悪いから手に入らないんだと思っているケース。あめ玉を貰う過程では決してプラモデルは手に入らない。それを知らない。なぜならそれをやった事すらないからだ。
自分でプラモデルを手に入れるのではなく、買ってもらうものだと思っている人が該当する。

さらに厄介なのは、その歪んだ考えを上層部がもつと末端までその評価基準が浸透する。
つまり、あめ玉で満足する人は、プラモデルを貰った人のことは理解できないので、プラモデルを貰ったことに対してずるいというケチをつける。実は、自分もプラモデルが欲しかったのだが、手に入れられなかった。正確には手に入れる方法がしらないから悔しいのである。それを大人数でまとめると不公平だという声になる。そうなるともはや、プラモデルを貰うことが悪になる。つまり、その組織全体がプラモデルを貰うことに対して否定的にある。結果として、プラモデルを扱うことができない。

成長しない企業は、プラモデルの拒否から始まるのかもしれない。

コメントを残す